ローカル番組が全国区になった 29歳アナ、仕掛けたネットとの融合

 月曜午後8時の時報に続いて、軽快なオープニング曲がラジオから流れ始めた。

 「森谷佳奈の、はきださNight!」。早速、森谷佳奈・山陰放送アナウンサー(29)のやや早口とも取れるトークが炸裂(さくれつ)する。

 「みなさんの地方はどんな天気でしたか。山陰地方は晴れでした」

 あれ? 山陰しか流れない番組なのに?

 スタジオをのぞくと、森谷アナの横にはピンクのケースのスマートフォン。ラジオの放送中は持ち込みNGと前に聞いたような気が。

 すると、森谷アナがやおらスマホを横目に話し出した。「ツイッター見てますと、『森谷さんの言い方優しいなあ。(実際は)もっと軽蔑を込めて言われました』。もっと感情込めて言えばよかったですかね」。10分ほど前のリスナーからの投稿への反応だった。

 「はきださNight!」最大の特徴が、ネットとの融合だ。

人気お笑いコンビが森谷さんのキャラを取り上げたことで、いい風が吹き始めました。記事後半で紹介します。

 2016年4月4日の放送開…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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