上方漫才大賞にシャンプーハット 劇場でなく収録発表 

 第55回上方漫才大賞(ラジオ大阪、関西テレビ主催)の大賞をシャンプーハット(吉本興業所属)が初めて受賞した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、恒例の劇場での発表会と生放送は中止となり、11日に放送した収録番組のなかで発表された。

 シャンプーハットは、大阪府高槻市出身のこいで(44)と堺市出身のてつじ(44)が1994年に結成したコンビ。関西を拠点に活動し、こいでのボケに、てつじが突っ込まず応援する独特の漫才スタイルで知られる。こいでは「うれしい半面、お客さんの前で漫才がいつできるか分からないので、その日を楽しみにやっていくしかないです。何とか日本を盛り上げていきたい」、てつじは「皆さんの前で漫才が披露できるとき、この賞に恥じないような漫才をしたい」とそれぞれコメントした。

 上方漫才大賞は年間を通しての活躍を評価する賞で、歴代受賞コンビには夢路いとし・喜味こいし、横山やすし・西川きよし、オール阪神・巨人、ダウンタウン、中川家らがいる。例年は、発表会でのコンテストで奨励賞と新人賞の受賞者を決めるが、今年の選考はなかった。(篠塚健一)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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