上皇ご夫妻のアイデア随所に 開放進んだ皇居の26年

 上皇ご夫妻は、仙洞仮御所に転居する準備のため、26年間住み続けた皇居を離れました。皇居を通じた国民との触れあいを振り返ります。

 上皇ご夫妻は平成の即位後、当初は赤坂御用地(東京都港区)から皇居に「通勤」し、御所の新設工事が終わった後の1993年12月、皇居に移り住んだ。それから26年余。国民との交流を大切にしてきたご夫妻のもとで皇居の開放が進み、今では気軽に訪れることができる場所になった。

 「自然観察会で両陛下と対談」。2010年5月の朝日新聞「声」欄(東京本社版)に、こんな投書が掲載された。皇居・吹上御苑で開かれた自然観察会に参加したところ、上皇ご夫妻が現れたという。ご夫妻はテニス帰りの普段着姿。「あの花はきれいだったでしょう」などと声をかけたといい、投稿した主婦は「夢のような15分間でした」とつづった。

 この自然観察会は、皇居の豊か…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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