上野動物園でゾウの赤ちゃん誕生 約130年の飼育で初

 上野動物園(東京都台東区)は31日、アジアゾウのウタイ(22歳)がオスの赤ちゃんを出産したと発表した。同園でのアジアゾウ誕生は、飼育を始めた1888年以来、初めて。

 園によると、赤ちゃんゾウは31日午前5時40分過ぎ、背中までの高さ1メートル、体重120・5キロで生まれた。タイ生まれのウタイは2002年に来日。昨年1月にオスのアティ(今年8月に23歳で病死)との交尾が確認され、その後の検査で妊娠の可能性が高いことが判明。昨年9月の超音波検査で胎児の骨格と心拍が確認されていた。

 福田豊園長は「健やかに成長し、コロナ禍でつらい思いをしている方々の希望となることを願っている」とコメントを出した。一般公開日は未定で、決まり次第、園のホームページなどで知らせる。

 生まれた赤ちゃんを含め、園内のアジアゾウはオス1頭、メス3頭の計4頭になった。(長野佑介)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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