不合格続き「重圧あった」 昇任試験でカンニングの巡査長を処分

 福岡県警の警察署に勤務する30代の男性巡査長が4月、昇任試験でカンニングをしたとして、県警が本部長訓戒処分としていたことが、関係者への取材でわかった。処分は5月12日付。

 関係者によると、巡査長は長年、昇任試験の不合格が続いていたといい、カンニングを認め「試験へのプレッシャーがあった」と、動機を説明しているという。

 巡査長は4月26日、県内の警察施設内で行われた、巡査部長に昇任するための論文試験を受けた。その際、会場に答案を書いた自作のメモを服の中に隠して複数枚持ち込んでいた。この会場では当日、数十人が受験していた。

 試験中、巡査長が服からメモを取り出し盗み見ているのを、監督役の担当者が見とがめて発覚した。巡査長は会場から即時退場となった。巡査長は「多大な迷惑をかけて深く反省している」と話しているという。

 県警監察官室は「引き続き、部内試験を厳正に実施する」としている。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment