不明者は最大50~60キロ流された可能性 学会がシミュレーション

水難学会が公表した、知床半島周辺の漂流シミュレーション結果

 北海道・知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故をめぐり、水難救助の調査研究にあたっている水難学会が9日、海上の風などのデータに基づく知床半島周辺の漂流シミュレーションの結果を公表した。なお12人の行方がわかっていないが、知床半島の先端から最大で約50~60キロの範囲で流されている可能性があるという。

 データを公表したのは、水難学会理事の犬飼直之・長岡技術科学大学准教授。行方不明者の捜索の参考にしてもらうため、事故が発生した4月23日午後から5月7日までに、水深5メートルまでの海表面がどのように流れたかを計算した。

 犬飼准教授によると、海表面…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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