不漁続くサンマ、それでも4トン集めて振る舞う 根室さんま祭り

山本智之

 サンマの名産地として全国的に知られる北海道根室市で9日、「根室さんま祭り」が3年ぶりに開かれた。地元の人や観光客ら8千人余りが訪れ、旬の味に舌鼓を打った。

 サンマは近年、極端な不漁が続いているが、漁業関係者らが約4トンのサンマを集めた。田家徹・実行委員長(62)が「サンマの街、根室を少しでも元気づけたいという思いで準備を進めてきた。根室の秋を満喫してください」と開会を宣言した。

 炭火で焼いたサンマの食べ放題に参加するには、トレーと箸の代金100円を支払うだけ。名物の「さんまロール寿司」や「秋刀魚おむすび」などの販売コーナーも設けられ、長蛇の列ができた。

 市内の主婦川口実南さん(26)は「地元のサンマが食べられるので、何日も前から楽しみにしていました」と話した。(山本智之)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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