不登校の子どもと接してきた元中学教員が行きついた先は

 近鉄奈良駅から徒歩5分、若草山が見える雑居ビルの4階。学校では生きづらく感じる不登校傾向の子どもたちが通う「学びのフリースペース小草(おぐさ)」で、中学2年の女子生徒(13)が勉強をしていた。

 昨春、コロナ禍による一斉休校などでうまく学校生活が始められず、登校できない日が増えた。今は週1日、ここに通う。

 貧困家庭の子どもたちや障害者、高齢者、外国にルーツを持つ人たちなど、生きづらさを感じている人たちの学習支援や集う場を作ってきた元教員らで立ち上げたNPO法人「市民ひろばなら小草」(田村隆幸理事長)が運営。昨年7月に開設した。

 憲法26条はすべての人に普…

この記事は会員記事です。残り1063文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment