不自由展、再開求め申し入れ 学者ら「屈してはならぬ」

 愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」が中止となったことを受け、研究者ら3人が15日、愛知県と名古屋市に6691筆の署名とともに企画展の再開を求める申入書を提出した。

 提出したのは、醍醐(だいご)聡・東京大名誉教授(会計学)、浪本勝年・立正大名誉教授(教育法)、岩月浩二弁護士。

 申入書で「テロ予告や脅迫などに屈して企画展を中止することは、この企画展が主張する『表現の不自由』を雄弁に物語るものであり、許されない」と訴えている。また、慰安婦を表現する少女像などの展示中止を求めた河村たかし名古屋市長には、発言の撤回と謝罪を求めた。署名は6日から街頭やインターネットを通じて集めたという。

 醍醐氏は県庁で開いた記者会見で「行政が先頭に立って、表現の自由を守り抜く決意を示していただきたい」と話した。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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