世界遺産・姫路城近くで不審なスーツケース、周辺規制 開封すると…

宮沢崇志 高木智也

 23日午前10時半ごろ、兵庫県姫路市世界遺産姫路城の北側にあるシロトピア記念公園の植え込みで、不審なスーツケース2個を清掃員が見つけ、連絡を受けた市職員が110番通報した。

 県警によると、スーツケースはいずれも黒色で大きいものが横73センチ、縦43センチ、幅32センチ。もう一つが縦52センチ、横37センチ、幅23センチ。

 機動隊が出動し、専用の機械で爆発物でないことを確認したのちに開封した。中身は大半が衣類で、他はタオル、サンダルといった日用雑貨やのどあめなどだったという。

 同日午後3時すぎに安全が確認されるまでの間、スーツケースの半径30メートルをコーンで囲い、公園への立ち入りを規制するなど、現場は一時、物々しい雰囲気に包まれた。

 一方、姫路市によると同日未明、「市役所や小中学校に仕掛けた爆弾を23日午後に爆破する」「幼稚園や老人ホームにボツリヌス菌をまく」という内容の書き込みが市のホームページの問い合わせフォームにあった。

 県警は威力業務妨害の疑いを視野に捜査。スーツケースと爆破予告との関連はないとみている。(宮沢崇志、高木智也)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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