人事面談で「ずっと一緒におろな」 セクハラ繰り返した校長を減給

 30代の女性教諭にセクハラを繰り返したとして、大阪府教育委員会は24日、門真市立中学校の男性校長(57)を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分にし、発表した。

 府教委によると、校長は2021年3月に校長室で、翌月着任の教頭に女性教諭を紹介する際、「頼りになるんや」と言いながら肩に手を置いてなでるなどした。同8月の出勤時に正門前で会ったときには「同伴出勤やな」と発言した。

 また同10月に校長室で、人事異動に関する面談をした際に、「ずっと一緒におろな」と発言。教諭から「私がセクハラだと言ったらセクハラですよ」と言われると、「何がセクハラやねん。俺がセクハラじゃないと言ったらセクハラじゃないねん」と言い返した。

 同12月には修学旅行の下見について相談され、「僕と2人で行こう。君と2人で出かけたいんや。いつ行くんや」と発言した。

 校長室や職員室で教諭の下の名前を「ちゃん」付けで呼ぶことも、22年1月までに少なくとも5回あった。

 22年2月、教諭が市教委に訴えて発覚。校長は府教委に「性的な意図はなかった」と説明しているという。校長と教諭は出勤を続けており、府教委は校長の異動を検討している。

女児にカッターを…支援学校教諭を停職

 また府教委は、知的障害のある小学6年の女子児童を刃物で怖がらせたとして、府立支援学校の男性教諭(54)を停職6カ月の懲戒処分にした。府教委によると、教諭は22年6月、児童が席を立ち他の子をひっかこうとした際、教室にあった段ボールカッター(全長20センチ、刃渡り8センチ)を2メートルの距離で見せ、「席に座りますよ」と言って座るよう指導した。7月上旬にかけても同様の行為が少なくとも5回あった。

 また、この教諭は20~22年に13回、無許可で狂言の公演に出演し、約24万円の報酬を受けていた。22年7月から精神疾患を理由に休職しているが、このうち5回は休職中に出演した。

 ほかに府教委は、府立高校の臨時実習助手の男性(27)を、女子生徒へのセクハラで減給1カ月(10分の1)の懲戒処分にした。宮崎亮

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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