人類滅亡までのカウントダウン「世界終末時計」の針が「残り100秒」に進み過去最短に 核の脅威と地球温暖化が影響(ねとらぼ)

 人類最期の日までの残り時間を象徴的に示す「世界終末時計」の針が、過去最短の「残り100秒」となったことを、米科学誌『Bulletin of the Atomic Scientists』が発表しました。

【画像】公式サイトやFacebookのカバー画像も「残り100秒」に変更

 世界終末時計は、同誌が1947年に核戦争への警鐘として始めた試み。0時を人類滅亡の時と見立てて、終末への危機感を表す概念です。世界情勢や気候の変動といった人類に影響する事象をもとに、毎年針は前後に動かされており、2018~2019年は「残り2分」だった針は、今回20秒進みました。

 その要因として挙げられたのは、米国のイラン核合意からの離脱や、北朝鮮非核化交渉の停滞、米ロの中距離核戦力(INF)全廃条約の破棄といった核にまつわる問題。地球温暖化についても、「大規模なデモで国民の意識は高まったが、各国政府が具体的な対策を出せていない」として取り沙汰されています。

 同誌はさらに、「世界の指導者たちが、それらの脅威に対処する取り組みを弱体化している」と指摘。その一方で、「INF全廃条約の復活」「パリ協定に準じた温暖化対策」など、針を戻すために必要な行動も提案しています。

ねとらぼ

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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