仙台でクルーズ船客が陽性 高知・新潟でも初の感染確認

 仙台市は29日、大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号から下船した市内在住の70代男性が新型コロナウイルスの検査で陽性だったと発表した。船内で検査を受けた際には陰性だった。28日に微熱やのどの痛みを訴えて検査入院したが、重篤な状況ではないという。東北地方での感染確認は初めて。

 市によると、男性は20日に下船し、横浜港から在来線と新幹線を使って自宅に戻った。市が1日1回、電話で健康状態を確認しており、28日に本人が症状を訴えたという。市内の感染症指定医療機関に検査入院し、29日に陽性が判明した。この間、食材の買い出しのために外出した程度で、その際もマスクを着用していたという。家族1人が濃厚接触者だが、検査では陰性だった。

高知でも30代女性が感染

 高知市は29日、同市内の30代の女性看護師が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表した。高知県での感染者は初めて。市によると、女性は2月13日にのどの痛みを感じ、翌14日に医療機関を受診。いったん体調は回復したが、その後も微熱やせき、体のだるさなどが続いた。28日の受診の際に肺炎が認められ、県の衛生環境研究所の検査で陽性が確認された。女性は2月に入ってからは、15、16日に大阪府に旅行に出かけた以外は高知県外に出ておらず、海外への渡航歴もないという。

新潟でも60代男性が帰省中に陽性確認

 新潟市は29日、東京都内在住の60代男性が帰省中に新型コロナウイルスの検査で陽性だったと発表した。母親の介護のため新潟市の実家に帰省中だった。海外渡航歴はなく、症状が出るまでの行動歴などは調査中という。新潟県内での感染確認は初めて。

 市によると、男性は15日に帰省し、25日に発熱やせきなどの症状が出たため医療機関を受診。29日に陽性と判明した。重症ではないという。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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