仙台市太白区で一時停電、街灯が点滅繰り返す スイッチ不具合が原因

【動画】仙台市太白区で約1500戸が停電し、街灯などが点滅を繰り返した=読者提供

 10日夜、仙台市太白区の1537戸が約1時間40分ほど停電した。東北電力ネットワークは、同区4丁目の電柱上のスイッチの不具合により、入・切の動作が繰り返されたことが原因と発表した。

 同社によると、停電は午後9時に発生し、午後10時40分ごろに復旧した。宮城県警によると、停電地域では、街灯や信号機も点滅を繰り返すなどの現象が生じていた。県警や消防によると、停電によるけが人の情報は入っていない。

 同区に本社があるkhb東日本放送は、停電のあった10日午後9時半ごろと、同日午後9時40~50分ごろ、放送電波が送れず、テレビに放送が映らなくなるトラブルがあったとホームページで発表した。同社は停電がきっかけで生じたとみている。対象地域や詳しい原因を調べている。

 東北大学文学部3年生の山下森人さんは午後9時すぎ、同区内にある学生寮の自室で課題リポートを書いていた時に蛍光灯が点滅し始め、部屋の外から「ガシャン、ガシャン」という異音がするのに気づいた。「最初は蛍光灯が切れたのかと思ったが、廊下や住宅街の電気も点滅していたので、これは大変なことと気づいた」。慌てて寮内のブレーカーを落として回ったという。

 停電中、映画部の寮生から借りた充電式の照明を使って、寮生数人で食事しながら過ごした。「原因が分からなかったので、2時間弱でも長く、不安に感じた」と話した。(緑川夏生、小川尭洋

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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