代表逮捕の障害者施設、3月に行政指導 職員は日常的な暴行を否定

板倉大地

 中学生への逮捕監禁などの疑いで代表らが逮捕された福岡県久留米市の障害者施設内で、40代の女性職員=暴行容疑で逮捕、処分保留=が小学生を虐待したとして市が、施設の運営管理者に対して児童福祉法に基づく行政指導をしていたことがわかった。指導は今年3月付。

 市によると、当時の調査にこの職員は「怒りに任せて衝動的にやった」と回答し、日常的な暴行を否定。ほかの職員は「知らなかった」と答えた。

 しかし、代表らの逮捕を受けて、小学生への暴行が数カ月間に及び、2人の職員が関与していたと証言をする別の通所者もいる。市は改めて運営実態を調べる方針だ。

 市は昨年11月、関係者から情報提供があり調査を実施。女性職員が、小学生男児の頭部を複数回たたく▽いすから引きずり下ろす▽床に押さえつける――といった虐待行為をしたと認定。この職員が新任にもかかわらず、研修を受けずに業務にあたっていたことも判明したという。(板倉大地)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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