体の悩みや性の疑問をオンラインで相談できる取り組みを、都内の産婦人科医が始めた。大学で講師を務めていたとき、学生に性感染症などの知識が足りないと知ったことがきっかけだ。1回500円で保険証なし、名字だけでも利用でき、気軽に相談してほしいと呼びかけている。
相談は毎週木曜午後3時~同6時、何度でも利用可能。カップルや親と一緒に相談もできる。水曜日の午後8時までにメールで予約する。名前(名字のみも可)、年齢、希望日時、相談内容を書いて、ayaclinicinuenoderma@gmail.comへ。
相談を受け付けているのは、東京都台東区の「上野皮フ科・婦人科クリニック」。栗下昌弘医師(68)が担当する。今年の1月から週に1度、若い人が体のことなどを話せる「AYA(アヤ) clinic(クリニック)」の時間を設けてきた。AYAはAdolescents and Young Adults(思春期と若い成人)の意味。対象は15歳~30代で、高校生でも利用しやすくするため、1回500円で20分程度、保険証なしで相談できるようにした。
利用者は10代が2割、20代が8割を占める。生理痛や妊娠に関する相談から、交際相手とのセックスに関する悩みなども寄せられているという。
「AYA clinic」のモデルはスウェーデンにある「ユースクリニック」。医療機関の仕組みで、若い人が性や体のことを気軽に相談できる場所だ。当初は対面で行っていたが、ネットで知った人から、「私の家の近くにもあれば」「東京の人はいいな」という声が寄せられたことから、5月末からオンラインでの診療も始めたという。
栗下さんは、病院勤務の傍ら、…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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