傍聴人が裁判員接触「影響なし」 東京高裁、弁護側の控訴棄却(共同通信)

 放火事件の裁判員裁判で、審理期間中に傍聴人が裁判員に接触し、「起訴された事件以外も被告がやった」などと話したため、不公平な裁判となった恐れがあるとして、弁護側が手続き違反を主張した控訴審判決で、東京高裁は22日、「影響はなかった」と判断し、弁護側の控訴を棄却した。

 弁護側は「接触について弁護人や被告に知らされることなく審理が進められた」と訴えたが、栃木力裁判長は判決理由で「裁判所が検討すれば足り、情報提供する義務はない」と指摘。

 弁護人は判決後、「問題が起きても明らかにしなくて良いと宣言したに等しい判決。裁判員制度を信用できなくなる」と批判した。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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