元副区長が暴言投稿した東京・渋谷区 調査で9件の不適切投稿確認

滝沢貴大

 東京都渋谷区の沢田伸・元副区長が区職員向けのチャット内で特定の区議について「ブタ」などと書き込んでいた問題を受けて、区は28日、チャット内にほかにも不適切な投稿がなかったかに関する調査結果を公表した。計9件の不適切投稿が見つかったという。

 区の発表によると、調査は8日から21日まで実施。全62の部署内の3万2432件のやりとりの中に、6件の不適切投稿を発見した。また、職員1984人の個人のやりとりを調べたところ、3件の不適切投稿を見つけたとしている。誰の発言かにくわえ、発言の具体的な内容は明かされていない。

 調査を受け、長谷部健区長は「投稿をした者への処分も含めて検討してまいります。適正な利用のためのルール作りについても検討してまいります」とするコメントを発表した。

 元副区長から暴言を投稿された桑水流(くわずる)弓紀子区議は取材に対し、「区によるセルフチェックで、すでに削除された投稿については調べていない。もっと客観的で詳細な調査をしなければ、再発防止につながらない」と話した。(滝沢貴大)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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