元消防職員〝サムライ〟社長 めざすは「農業をカッコよく」

カンサイのカイシャ ここがオモロイ!

 きつい、汚い、危険の「3K」のイメージもある農業。高齢化や担い手不足も深刻です。そんななか、京都の伝統野菜、九条ネギを栽培する「ロックファーム京都」が掲げるのは、「農業をカッコよく」。社長は、元消防職員の若手農業者。常識にとらわれず、ネガティブなイメージを吹き飛ばします。

 京都府南部、久御山町の事務所。目の前の畑で九条ネギが育ち、作業所ではネギの出荷作業が続く。

 社長の村田翔一さん(36)の実家は農家だが、専業ではなかった。学生時代は、サーフィンに夢中になった。大学卒業後は、特にやりたいことも見つからず、地元で消防職員に。休みの日には、家業を手伝った。

 経験を重ねるうちに、栽培技術が向上。手を掛けただけ成果が出ることにやりがいを感じた。畑のことや作物のことを販売先に話すのも得意だった。農業への気持ちが強まったが、公務員を辞めてとなるとリスクは大きい。迷っていたとき、2017年に参加したのが、全国の若手農業者が集う「次世代農業サミット」。先駆者たちは、売上額のケタも違い、見ている方向が違った。カルチャーショックを受け、自分もこうなりたいと、気持ちが固まった。約10年勤めた消防を辞め、18年春から農業一本で走り出した。

 ただ、初年度は、張り切りす…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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