児童の両足、粘着テープで椅子に固定 小学校教諭が不適切指導

中村純

 静岡市教育委員会は23日、同市清水区の小学校教諭が児童に不適切な指導を行ったと発表した。市教委によると、教諭は今年4月下旬ごろ、低学年の児童が授業中に席から離れたので口頭で注意したが、離席をやめなかったため、この児童の両足の太ももを椅子の座面に布製の粘着テープでひと巻きし、数分間固定した。児童にけがはなかったという。5月になって、同じクラスの別の児童の保護者から学校に連絡があり、学校側が事態を把握した。

 市教委は教諭の行動が体罰にあたる可能性があるとして処分を検討する。再発防止を図るため、市内の小中学校に対し指導の適正化を促す研修をする方針だ。赤堀文宣教育長は会見で「不適切な指導がおこなわれた。当該児童とその場に居合わせた児童、保護者に深くおわび申し上げたい」と謝罪した。(中村純)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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