入浴できない被災者へ、公衆浴場無料の支援 金沢など23施設で

【動画】能登半島地震の被災者を対象に県が入浴支援を実施している=西田堅一撮影

 能登半島地震で避難生活を余儀なくされ、入浴が出来る環境にない被災者を対象に、石川県は一部の公衆浴場を無料で利用することができる支援制度を始めた。

 県薬事衛生課によると、入浴設備がない避難所で生活している人や、車中泊をしている人など、自宅で入浴することができない人らが対象。

 罹災(りさい)証明書や被災したことを申告する書類を提出すれば、支援に協力する公衆浴場を利用できる。

 27日から支援を始めた金沢市長町1丁目にある銭湯「松の湯」。28日は20人の被災者が利用したという。

 スタッフの三田真さん(49)は「被災者の方はいろいろ大変なのでお風呂に入ってもらって、心の癒やしになれば。ぜひ、来ていただきたいと思っています」と話した。

 29日時点で、金沢市や小松市などの23施設で無料で入浴できる。県は今後も協力を呼びかけるという。対象の施設は県薬事衛生課のウェブサイト(https://www.pref.ishikawa.lg.jp/yakuji/seikatu/yokujyou/free_bath.html)で確認できる。(小林孝也)

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能登半島地震

1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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