全国で1441人の感染確認 埼玉も飲食店に時短要請へ

 新型コロナウイルスの国内感染者は30日、午後10時現在で新たに1441人が確認された。2千人を下回ったのは5日ぶり。厚生労働省によると、29日時点の重症者は前日より10人増えて472人となり、8日連続で過去最多を更新した。死者は14都道府県で計26人増えた。

 新規感染者は東京の311人が最多で、大阪262人、北海道151人、愛知108人と続いた。

 11月の新規感染者は朝日新聞の集計で4万7526人。月別では8月の3万2168人を上回って最多となった。11月の死者は382人で、5月(441人)、4月(391人)に次いで多かった。

 感染拡大を受けて、埼玉県は飲食店の営業時間短縮要請に、千葉県は酒類提供の自粛要請に乗り出す。

 埼玉県は、過去にクラスター(感染者集団)が発生するなどした繁華街のあるさいたま市大宮区、川口市、越谷市の酒類を提供する飲食店とカラオケ店を対象に、営業時間を午後10時までに短縮するよう求める方針。期間は12月4日から17日までの14日間で、要請に応じた店舗には28万円の協力金を支給する方向で調整する。

 千葉県は、市川、柏、我孫子、松戸など県西部11市の飲食店約1万8千店を対象に、午後10時以降の酒類提供の自粛を求めると発表した。期間は12月2~22日で、東京都のような営業時間の短縮は求めない。

 また、沖縄県では在沖米軍関係で県が1日に発表した新規感染者としては過去最多となる72人の感染が確認された。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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