全国で452人感染 大阪では緊急事態宣言の解除後最多

 新型コロナウイルスの国内感染者は15日、午後9時現在で新たに452人が確認された。首都圏の1都3県で計273人増えたほか、大阪府では緊急事態宣言の解除後最多となる61人に上った。死者は東京都内の1人だった。感染確認地域は前日より4県多い28都道府県に広がっている。

 大阪府によると、61人は小学生から80代の男女で、1日あたりの感染者が60人を超えるのは85人だった4月20日以来。感染経路不明は40人だった。府はこれまで、若い世代と「夜の街」関係者を中心に感染が広がっているとみていたが、「年齢の高い世代へ感染が広がる傾向にある」と警戒を強めている。

 北海道の13人のうち11人は、札幌市の歓楽街ススキノのキャバクラ店の従業員10人と客1人で、20~40代の男女。この店に由来するクラスター(感染者集団)は計12人になった。

 東京への移動歴がある感染例も目立った。埼玉県の20~40代の女性会社員3人は、クラスター(感染者集団)が発生した「新宿シアターモリエール」の舞台を見ていた。神奈川県でも20代と30代の女性2人、長野県の20代女性もこの舞台を鑑賞していた。兵庫県の40代と70代の女性2人は今月4~5日に一緒に上京し、新宿にも寄ったという。静岡市の20代女性は今月、新幹線で都内に行き、感染者が出た飲食店などを利用していた。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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