全国で795人感染 大都市圏で拡大、年代も幅広く

 新型コロナウイルスの国内感染者は22日午後9時現在で、新たに795人が確認された。東京・大阪・愛知などの大都市圏で感染が広がっており、埼玉県では過去最多の62人の感染を確認。神奈川県(68人)や千葉県(40人)、兵庫県(30人)では、5月25日の緊急事態宣言解除後として最も多くなった。

 東京都の感染者数は238人で、100人を超えるのは14日連続。238人のうち、22日時点で感染経路がわかっていないのは138人。家庭内感染が28人で、接待を伴う飲食店関連での感染21人を上回った。年代別にみると20代、30代で144人と全体の61%を占めた。一方で、40代が31人、50代が20人、60代が14人、70代が10人、10代が9人、10歳未満が8人と幅広い世代で感染が広がっている。重症者は18人で前日よりも4人増えた。

 解除後最多となった神奈川県では、川崎市中原区の私立保育所で園児2人の感染が判明。この保育所ではこれまで、保育士や園児ら3人の感染が判明しており、臨時休園している。また横浜国立大学の運動系サークルに所属する学生4人も感染。サークルでは、ほかに20代男性の感染もわかっており、市はクラスター(感染者集団)とみている。

 千葉県では、印西市にある関西電力の関連会社「きんでん」の研修所で11人が感染するクラスターが発生。またクラスターの発生していた同県浦安市の「タムス浦安病院」では新たに80代男性の感染が確認され、この病院関係の感染者は39人になった。

 埼玉県では、県立川越高校の生徒1人が感染。同校では19日に、この生徒の同級生の感染も判明しており、8月1日まで学級閉鎖する。草加市立中学校の生徒1人の感染も確認され、この生徒が通う中学校は今月31日まで臨時休校となった。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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