共働き、年収800万 「特別な世界」だった小学校受験に挑んだ理由

 首都圏で、子どもに小学校受験をさせる家庭が増えています。一般に、小学校受験は塾代などの費用負担が重いといわれます。何にどれくらいかかるのか。連載の2回目は、費用について取り上げます。

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 小学校受験を検討する家庭向けに、相談事業などのサービスを展開する「ウィンお受験コンサル」(東京都港区)の波多野里奈さんは「総額数百万円に上る例も少なくない」と指摘し、対策講座などの必要性を冷静に判断するよう呼びかける。

1つの教室でも年100万

 代表的なのは、受験対策をする幼児教室(塾)の費用。教室の規模などにより差があるが、基本的な授業料は平均で月に約5万円ほど。それに加え、夏休みや冬休み中の特別講習、志望校別の特別授業の受講費などが加わるため、波多野さんは「年間で100万円ほどかかることが多い」と保護者に助言しているという。

 「ただ、これはあくまで一つの教室に通う例」。志望校の試験内容によっては、絵画や体操などの対策も必要になるため、それに特化した教室に掛け持ちで通わせる保護者が多い。その分費用は2倍、3倍と膨らむ。

 「お金がかかる」というイメージが根強い小学校受験。記事の後半では、節約を意識しながら受験に取り組んだ家庭の体験談を紹介します。

 また、子どもの受験用の服や…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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