共通テストの「情報Ⅰ」対策、ポイントは 元文科省調査官に聞く

 今春、高校に入学する学年から新科目「情報Ⅰ」の授業がスタートし、この学年が3年生になって受験する2025年の大学入学共通テストから情報Ⅰが加わる。新学習指導要領作成に携わった元文部科学省教科調査官の鹿野利春・京都精華大教授は「情報Ⅰの授業は高校3年間のうち1年間だが、入試対策は3年間通じてできる」という。どう学べばいいのか、鹿野教授に聞いた。(聞き手 編集委員・宮坂麻子

共通テスト以外に個別試験で課す大学も

 大学入学共通テストの情報Ⅰは、しばらくは他教科と同じく紙によるマークシート方式の60分間で行われます。配点はまだ決まっておらず、各大学が何点換算で活用するのかも、これから決まります。

 ただ、国立大学協会が今年1月、すべての国立大の一般選抜で、25年から教科「情報」(科目名情報Ⅰ)を加えた6教科8科目を原則として課す方針を決めたので、新高1生以降、国立大の受験生の大半は受験することになります。私立大でも、総合型選抜や共通テスト利用型の一般選抜で情報Ⅰを課すところも出るでしょう。

 昨年3月には、サンプル問題…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment