内部通報、自白迫った疑い 郵便局団体元幹部を書類送検

 福岡県警は14日、郵便局の内規違反を内部通報したことを郵便局長に認めるよう迫ったとして、同県直方市などの郵便局の組織「福岡県筑前東部地区連絡会」の前統括局長=同県小竹町=を強要未遂の疑いで福岡地検飯塚支部に書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。

 前統括局長は連絡会の役員2人とともに、この郵便局長ら連絡会所属の7人から、内部通報したことで脅されて精神的苦痛を受けたとして、慰謝料を求める訴訟を福岡地裁に起こされている。14日には第1回口頭弁論があり、被告側は請求棄却を求めた。

 訴状によると、前統括局長の息子である別の郵便局長が、内規で必要な現金確認の検査を怠っているとして、原告の局長が2018年10月、日本郵便本社の内部通報窓口に通報した。捜査関係者によると、前統括局長は19年1月、原告の局長に対し、内部通報したことを認めるよう迫った疑いがある。(大森浩志郎)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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