円山応挙の描いた「虎図」はどこか不自然 理由はにゃんと……

企画展「トラ時々ネコ 干支セトラ」

 今年の干支(えと)「寅(とら)」にちなんだ企画展「トラ時々ネコ 干支セトラ」が福田美術館(京都市右京区)で開かれています。江戸時代中期から昭和にかけて著名な画家が描いたトラの絵を中心に、干支の動物の作品約50点が並んでいます。

 見どころの一つは、江戸中期に活躍した京都出身の円山応挙(まるやまおうきょ)(1733~95)の「虎図」。岡田秀之学芸課長によると、江戸時代は国内で実物のトラを観察することができず、ネコを参考に描き上げたそうです。トラの瞳は丸いですが、この作品ではネコのように瞳孔が細く、可愛らしい印象に。

 前脚には関節がなく、どこか…

この記事は有料会員記事です。残り386文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment