列島縦断見通しの台風 進路変更の時期がカギ 広範囲で大雨に警戒

 台風14号は、日本に近づくにつれて勢力がどんどん強まっている。なぜなのか。気象庁の担当者が指摘するのが、台風が通る海域の海面水温の高さだ。九州地方に接近するまでに通る海域は海面水温が28度以上と高い。そのため台風の勢力が弱まらず、逆に強い勢力を維持した状態で九州地方に接近すると予想されている。

日本近海では過去最高の海面水温

 今年の日本近海の平均海面水温は統計を取り始めた1982年以降、2001年、2016年と並んで最も高くなっている。日本の南の海上で太平洋高気圧の張り出しが強かったことが主な要因とされ、台風の発達に影響している可能性がある。

 台風14号について、気象庁の岸本賢司主任予報官は「大型で目がくっきりしている。風・波・雨全てに警戒が必要」と特徴を挙げた。

「目がくっきり」 予想以上の発達

 14号は台風に発達する前…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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