副署長、部下の手を灰皿代わり 宮崎県警パワハラの疑い

平塚学

 九州管区警察局に出向中の宮崎県警の50代男性警視が部下にパワーハラスメントをした疑いを持たれ、県警監察課から事情聴取を受けていることが、県警への取材でわかった。県警は内規に基づく「監督上の措置」の処分とする方針。

 県警監察課によると、男性警視は県内の警察署の副署長だった2019年2月~20年3月、職場の飲み会の席で複数の部下に対し、たたいたり、手のひらをたばこの灰皿代わりにさせたりするパワハラ行為をした疑いがあるという。

 今年に入り、この男性警視が「パワハラをしている」と告発する匿名の投書が県警に届いて発覚した。県警が男性警視や飲み会の出席者に事情を聴くなどした結果、男性警視は行為を認めたという。部下にけががないことなどから刑事処分はしなかったという。

 県警は懲戒処分にあたるかどうかを検討し、公表対象ではない訓戒や注意などの処分とする方針。監察課の野間剛士理事官は「パワハラが起きたことは誠に遺憾。警察庁とも協議した上でしかるべき処分をし、今後も適切に指導をしていきたい」と話した。(平塚学)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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