加藤勝信官房長官は16日午前の記者会見で、菅義偉(すが・よしひで)首相が14日の日中韓と東南アジア諸国連合(ASEAN)の首脳会議後に記者団に「平和で繁栄したインド太平洋をともに作り上げていきたい」と発言したことについて「これまで所信表明演説などで表明してきた自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた取り組みを戦略的に推進していくという立場には何ら変わりはない」と強調した。 政府は安倍晋三政権で法の支配などを基調とした構想「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を打ち出し、米国や欧州諸国、ASEANもこれに賛同する姿勢を示していた。一方で、中国はFOIPを対中封じ込めと警戒し、ASEAN関連首脳会議の成果文書で「インド太平洋」との文言を盛り込むことに反対した。 加藤氏は「日本が推進するインド太平洋の構想は、インド太平洋地域で法の支配に基づく自由で開かれた秩序を実現することで、地域全体ひいては世界の平和と安定を確保するという考え方に根差している」と説明。「この考え方は確固たるもので、菅政権として極めて重視している」とした。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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