勾留中に男性死亡、警察署幹部が暴行に関与 便器に頭を突っ込み放置

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 愛知県警岡崎署の留置場で勾留中の無職男性(43)が死亡した問題で、手錠などで拘束された男性に暴行を加えていた複数署員の中に署幹部も含まれていることがわかった。場内の監視カメラに幹部が蹴るような姿が映っていた。県警は16日夜、同署を特別公務員暴行陵虐容疑で捜索し、男性のいた保護室内の映像を記録したハードディスクや留置管理に関連する書類などを押収した。

 県警は暴行を含めた署の一連の行為が、男性に対して肉体的・精神的な苦痛を不当に与えた疑いが強まったと判断。同署の留置業務を指導する県警本部の留置管理課への強制捜査にも乗り出し、関係資料を差し押さえた。今後の捜査は本部の刑事部を中心に約40人体制で進めるといい、押収資料の精査のほか、署員らから事情聴取するなどして実態解明を目指す。

 拘束中の男性が保護室のトイレの便器に頭を突っ込んだまま横たわった状態で放置されたほか、5日以上入浴できなかったことも判明。排泄(はいせつ)物が放置されていたこともわかっており、男性が劣悪な環境に置かれていた疑いが強まった。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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