勾留停止後に逃走の被告を長野市内で確保 同行の女を犯人隠避で逮捕(産経新聞)

 恐喝未遂罪に問われ実刑判決を受けて控訴中、医療機関での受診を理由に勾留停止が認められた後に逃走した高橋伸被告(45)について、東京高検は5日、長野市内で身柄を確保したと発表した。東京地検立川支部は同日、高橋被告に同行した女を犯人隠避容疑で逮捕。高橋被告は立川拘置所へ護送されている。

 地検支部によると、女は城所恵望莉(きどころ・えみり)容疑者(29)。勾留停止が認められた今月1日、立川拘置所へ高橋被告を迎えに行き、都内の病院まで同行した後、高橋被告とともに逃走していたという。地検支部で逃走の経緯について調べる。

 高橋被告は5日午後1時52分、長野市内で身柄を確保された。東京高検は逃走発覚後、東京都内の自治体に連絡するなどした上で、警視庁と連携し行方を追っていた。

 高検などによると、高橋被告は都内の病院で受診するとして勾留停止を東京地裁立川支部に申し立て、10月1日午前8時半から3時間認められた。身元引受人2人とともに立川拘置所を出た後、出頭する予定だった東京地検立川支部に現れず、病院にも行っていなかったという。

 地裁支部が身元引受人の同行などを条件に9月26日に勾留執行停止を認めたが、検察側は逃亡する恐れが高いことや、身柄を拘束されたままでも治療を受けられることなどを理由に抗告を申し立て、翌27日に東京高裁に棄却された。

 高橋被告は知人男性から現金300万円を脅し取ろうとした恐喝未遂罪で、今年8月に懲役1年6月の実刑判決を受け、東京高裁に控訴中だった。病気などを理由に複数回の保釈請求をしていたが、一度も認められていなかったという。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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