北海道から、山形から「どうしても献花したい」 国葬前日の武道館は

 安倍晋三元首相の国葬が行われる日本武道館東京都千代田区)の周辺を26日歩くと、急ピッチで準備が進んでいた。厳戒態勢に入った都心の真ん中には、前日にもかかわらず、弔問の人たちが集まっていた。武道館のある北の丸公園は26日夕に閉鎖され、当日を迎える。

 26日昼過ぎ、北の丸公園の入り口にあたる田安門の手前に、葬儀で使う白黒の「鯨幕」が巻かれた受付用テントが設営されていた。武道館の近くでは、警察官や自衛隊員が隊列を組んで歩いていた。記者が見てきたこの数日より明らかに多い。武道館の入り口には新たに「故安倍晋三国葬儀場」と書かれた看板が掲げられていた。

 周辺には見学に訪れた人たちも目立った。スマートフォンで武道館や看板の文字の写真を撮る人の姿も。

 4人の女性が集まっていた。みな初対面で、1人は北海道から来ていた。当日の規制についてなど、情報交換していたという。

 山形県酒田市から来た主婦(60)は、取材に「まさかここまで国葬の会場に近づけるとは思わなかった」と話した。首相辞任後も安倍氏の活躍を期待していたといい、「銃撃事件はショックだった。どうしても献花したいと思って駆けつけた」。27日の一般献花に改めて足を運ぶという。

 北の丸公園北側の九段坂公園…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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