医師の1人、職場で安楽死カード提案? ALS嘱託殺人

 難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者(当時51)に対する嘱託殺人事件で、逮捕された医師2人は、学生時代から20年来の知り合いだったとみられる。厚生労働省の技官を務めた後、東北の病院を転々とした大久保愉一(よしかず)容疑者(42)と、海外で学び、東京都内に勃起不全(ED)治療の専門院を開いたとされる山本直樹容疑者(43)。逮捕から30日で1週間。なぜ2人に容疑が、と知人たちは戸惑う。

 大久保容疑者は弘前大学(青森県)の医学部を2003年に卒業し、厚生労働省の医系技官になった。妻で元衆院議員の大久保三代氏によると、7年ほど勤め、医師の国家試験に関わる部署などにいたという。

 東北大大学院で法医学を研究した後、診療現場に出た。内科医として宮城県や岩手県など東北各地の病院に勤め、数年ごとに任地をかえた。診療科の医長や副部長なども務めた。

高齢者への医療に疑問か

 大久保容疑者が現場に出てまも…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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