千曲川の水位低下、支流の水門も開放 避難指示は継続

 台風19号で千曲(ちくま)川が決壊するなど浸水被害があった地域に対し、長野市は22日午後3時42分、「再び内水氾濫(はんらん)が発生する恐れがある」などとして避難を呼びかけるエリアメールを発信した。

 降雨によって千曲川の水位があがり、支流の浅川から千曲川への水門が午後3時15分に閉められたため。対象は同市豊野町浅野、豊野町豊野、赤沼、津野、穂保、三才、下駒沢。これらの地区などでは、12日深夜に発令された避難指示(緊急)が解除されていない。

 同市豊野の会社員男性(61)と女性(58)の夫婦は自宅の掃除をしていたが、防災無線を聞いて避難所に戻った。「もう二度とあんな怖い思いはしたくないですから」

 市によると、その後水位が下がり、午後8時50分ごろに水門を完全に開けて、浅川の水が千曲川に流れていることを確認した。避難指示は継続している。(鶴信吾)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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