卓上のヒットマンがレール外れる決意をした日 麻雀へのポリシー

 187センチの長身に切れ長の目。麻雀(マージャン)プロMリーグの渋谷アベマズ所属、松本吉弘プロ(31)はその容姿とバランス型の麻雀から「卓上のヒットマン」と呼ばれる。

 その松本プロが、敷かれた「レール」を外れる決意をした日がある。

 麻雀との出会いは、中学生時代に読んだ漫画「ドカベン プロ野球編」だった。「プロ野球選手たちがオフのキャンプで麻雀をやっていたんですよ。大人の遊びの感じがかっこいいなって」

 パソコンをさわる「情報」の授業中、ルールを検索した。高校生になると、所属していた野球部が休みの日にテニス部の部室で先輩に教えてもらったり、同級生と打ったりと徐々にはまった。高校の卒業式を終えた翌日には、雀荘(じゃんそう)のアルバイトを始めていた。

 青山学院大3年時に「日本プロ麻雀協会」のプロ試験に合格。24歳で「最高位戦日本プロ麻雀協会」のタイトル「發王位」を獲得して頭角を現した。知的でありつつ、度胸なども試されるゲーム性にのめりこんだ。

 神奈川県の厳格な家で育った。兄は銀行員、姉は薬剤師。自身も中学受験中高一貫の進学校に合格。青学にも現役で入った。

 麻雀は、親には反対されていた。雀荘があるビルに入っていく姿を親に見られた時は、同じビルに入るアニメグッズ専門店が好きなことにした。協会のホームページに名前が載っているのが親に見つかり、「今から協会に電話するから」と言われたこともあった。「かたいレールが敷かれた家だったので、異端児で逸脱している、と認められなかったのだろう」と振り返る。

 大学を卒業してインテリアの…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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