南阿蘇で31回、カントリーフェス終幕 ファンが高齢化

 国内最大級のカントリー音楽の祭典「カントリーゴールド」が20日、熊本県南阿蘇村であった。31回目の今年が最後とあって、会場の県野外劇場アスペクタに全国のファンが集まった。

 祭典は1989年にスタート。初回当日は1万人以上が集まった。毎年10月の第3日曜に開かれ、国内外のミュージシャンが参加。カントリー音楽のファンを楽しませてきた。

 祭典は、熊本市でカントリー音楽のバーを経営しているカントリー歌手のチャーリー永谷さん(83)が、南阿蘇村にその頃できた野外劇場でのイベントを提案されて始めた。周囲は「熊本じゃ続かない」と止めたが、自身の店の客に案内を送り、米国から有名歌手を呼んで成功させた。

 ただ、継続を求める声がある一方、近年はファンの高齢化で来場者が減少。今回で幕を下ろすことに。最後のこの日は4グループ・個人が出演。永谷さんは来年、熊本市の熊本城ホールでカントリーのイベントを開くと舞台から宣言。永谷さんは「阿蘇では最後だが、150歳までカントリーを続けたい」と話した。(矢鳴秀樹)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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