子どもにとって危険なおもちゃが、ネット通販などを通じて海外から流入する懸念があるとして、経済産業省がおもちゃの安全性確保について検討を始めた。将来的な法整備も視野に入れているという。
29日に開かれた経産省の有識者会議で、危険なおもちゃが流入するリスクについて意見が交わされた。
そこでは、消化管に穴を開けるリスクが指摘される小型で強い磁石のおもちゃや、腸に詰まる恐れのある水で膨らむボールが日本で流通していて、誤飲事故が相次いでいることも報告された。5月には、こうした危険なおもちゃの販売などを禁止する政令も定められた。
日本国内で販売されるおもちゃについては、長年、社団法人・日本玩具協会が厳格な安全基準に基づくものを認証する「STマーク」をつくり、おもちゃの安全性を保ってきた。
しかし、STマークは法令に基づかない民間規格のため、マークがないおもちゃが販売されても違法とはならなかった。このため、危険なおもちゃを規制することができず、誤飲事故などが起きている。
欧米など海外では、国外から…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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