古い長屋が「生きたい」と言っている マンション計画に惜しむ声

寺西家阿倍野長屋。焼き肉などの飲食店が入っている=2022年1月10日午後0時18分、大阪市阿倍野区、華野優気撮影

 大阪市南部を南北に延びるあびこ筋から路地をひとつ入ると、下町の風情漂う4軒長屋に出合います。玄関に下がった色とりどりののれんの奥には、日本料理や焼き肉といった飲食店の明かりがともっています。

 1932年の建築。土地区画整理事業に伴い、当初から都市ガスなどが整備されました。戦禍を乗り越え90年代後半になると、老朽化が目立ち、ほぼ空き家状態が続きました。

 2000年代には、建設会社…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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