台風15号は小型で強風 関東上陸では最強、高水温要因

 強い台風15号は9日、千葉市付近に上陸し、強い勢力を保ったまま関東を縦断し、東海上に抜けた。中心付近の最大風速は約40メートルで、関東に上陸した台風としては今の基準で統計を取り始めた1991年以降、最も強かった。関東や東海では記録的な暴風が吹き、猛烈な雨が降った。

 気象庁によると、台風が関東に上陸するのは2016年8月以来。午後7時現在で千葉市中央区で最大瞬間風速57・5メートルとなるなど千葉、茨城、神奈川、東京、埼玉、福島の計23地点で最大瞬間風速が観測史上1位を記録した。

 台風の大きさがコンパクトだったため、等圧線の間隔が狭く、中心付近で強い風が吹いた。一方で、日本列島に前線がかからなかったため、浸水被害に見舞われた地域はあったものの記録的な大雨には至らなかったという。

 今回の台風が千葉市付近に上陸…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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