台風15号、9日は羽田便中心に100便超欠航(Aviation Wire)

 強い台風15号の影響で、9月8日は羽田や成田を夕方以降発着する国内線を中心に国際線を含め120便以上が欠航。9日も、羽田や成田を早朝から昼ごろに発着する国内線を中心に100便以上の欠航が決まった。

 気象庁によると、台風15号は8日午後9時の推定で東京都伊豆大島の南南西約80キロを時速20キロの速さで北へ進んでいる。中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から90キロ以内は風速25メートル以上の暴風域となっている。

 今後は伊豆諸島近海を北上し、強い勢力を維持し暴風域を伴って8日夜遅くから9日明け方にかけて関東地方または静岡県に上陸し、9日昼前にかけて関東甲信地方を通過する見込み。台風の雲域が比較的小さいため、接近する地域では急に風雨が強まり、波が高くなることに注意する必要があるという。9日には進路を北東に変え、日本の東に達する見込み。

 日本航空(JAL/JL、9201)では、8日は札幌を午後5時に出発予定だった羽田行きJL518便など羽田発着の国内線47便と、マニラ午後11時10分発羽田行きJL78便の国際線1便の計48便の欠航が決定。約1万910人に影響が出た。

 9日は、羽田を午前6時30分に出発予定だった伊丹行きJL101便など羽田発着を中心に国内線47便と、羽田午前1時25分発マニラ行きJL77便の国際線1便の計48便の欠航が決定。約8990人に影響が生じる見通し。

 JALグループで那覇を拠点とする日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)では、8日は羽田に午後10時到着予定だった石垣発NU076便と羽田午後10時25分着の宮古発NU022便の2便が欠航。250人に影響が出た。9日も羽田午前6時40分発宮古行きNU021便など3便の欠航が決まり、479人に影響が出る見込み。

 全日本空輸(ANA/NH)では、8日は羽田を午前7時30分に出発予定だった八丈島行きNH1891便など、羽田発着を中心に国内線30便の欠航が決定。約3750人に影響が出た。

 9日は、羽田を午前6時25分に出発予定だった福岡行きNH239便など、羽田発着を中心に国内線19便と、羽田午前0時55分発香港行きNH821便と香港午前0時50分発羽田行きNH822便の国際線2便の計21便の欠航が決定。約2390人に影響が出る見込み。

 スカイマーク(SKY/BC)では、8日は8便が欠航。9日は16便が欠航する。

 スターフライヤー(SFJ/7G、9206)では、8日は北九州を午後7時30分に出発予定だった羽田行き7G90便など国内線8便が欠航。9日も羽田午前6時40分発福岡行き7G41便など国内線6便の欠航が決まった。

 エア・ドゥ(ADO/HD)では、8日は羽田を午後5時20分に出発予定だった札幌行きHD31便など、16便の欠航が決定。9日は、羽田午前6時55分発帯広行きHD61便など3便の欠航が決まった。欠航に伴い、札幌を9日午前11時5分に出発する羽田行きHD48便を臨時便として運航する。

 ソラシドエア(SNJ/6J)では、8日は午後6時以降に九州から羽田へ向かう6便が欠航し、約720人に影響が出た。9日は、午前6時台から午前8時台に羽田から九州へ向かう6便の欠航が決定。約580人に影響が出る見込み。また、ボーイング737-800型機(登録記号JA808X)が雷にあたったため、8日と9日で台風による欠航とは別に3便ずつ計6便が欠航し、2日間で約640人に影響が出る。

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)では、8日は那覇を午後6時35分に出発予定だった成田行きMM508便など、国内線1便と国際線2便の合わせて3便の欠航が決定。518人に影響が出る見込み。9日は成田午前7時50分発札幌行きMM581便など、国内線2便と国際線4便の計6便の欠航が決まり、1056人に影響が出る見通し。

 このほかの航空会社でも、台風の進路によっては欠航や遅延の発生が予想され、各社では最新情報をウェブサイトなどで確認するよう、呼びかけている。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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