台風6号が接近、山陽新幹線も一部運休へ 風雨強まりデパートも閉店

【動画】台風6号接近で大荒れの鹿児島市内=長島一浩撮影

 台風6号の接近に伴い、九州を中心に広い範囲で風雨が強まっている。交通機関で運休や欠航が相次ぐほか、商業施設も閉店時間を繰り上げるなど、厳戒態勢がとられている。

 JR九州によると、九州新幹線は9日、熊本―鹿児島中央間で終日運転を見合わせているほか、西九州新幹線武雄温泉―長崎間も午前9時台から運休している。

 JR西日本によると、山陽新幹線は広島―博多間で9日午後9時台から一部運休することを決め、10日も広島―小倉間で始発から午前8時ごろにかけて運休する予定。小倉―博多間は本数を減らして運行するという。

 西日本鉄道は9日午後3時以降、天神大牟田線貝塚線の運行を取りやめている。

 空の便も、福岡空港鹿児島空港を結ぶ便を中心に欠航が相次ぐ。9日は日本航空で252便、全日空で96便が欠航。10日は日本航空が33便、全日空は9便の欠航が決まっている。

 福岡市内など各地で商業施設にも影響が出ている。

 福岡市中央区大丸福岡天神店は「お客様と従業員の安全確保のため」として、9日は営業時間を繰り上げて午後2時に閉店。岩田屋本店(同区)は午後4時に閉店する。

 福岡市博多区のJR博多シティも、博多阪急など駅ビルの各店で午後6時までの営業となる。

 福岡ペイペイドーム(同市中央区)で9日夜に予定されていたソフトバンク―楽天戦も中止が決まった。

 雨は今後、いっそう強まる見通しで、気象庁が警戒を呼びかけている。(松本江里加)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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