台風8号　強い勢力で24日（月）午前中に沖縄本島へ最接近　沖縄は影響長引くおそれ（ウェザーマップ）

　台風8号は今後強い勢力に発達し、24日（月）午前中に沖縄本島地方に最も近づく見込み。沖縄では24日は暴風に警戒し、25日（火）にかけてうねりを伴った高波に警戒が必要。また、沖縄・奄美では24日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意し、高潮にも注意が必要だ。なお、台風は動きが比較的遅いため、沖縄では影響が長引くおそれがある。

台風は発達しながら沖縄本島接近へ

　台風8号は、23日（日）午後3時には、久米島の西約250キロにあって、ゆっくりした速さで北東へ進んでいる。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は40メートルで、暴風域を伴っている。台風は今後強い勢力に発達し、24日（月）午前中に沖縄本島地方に最も近づく見通し。その後台風は北寄りに進路を変え、東シナ海を北上する見込み。

暴風・高波

　台風の影響により、沖縄の海上では非常に強い風が吹いてしけている所がある。台風は24日（月）にかけて沖縄本島地方に接近するため、沖縄では23日（日）夜遅くから25日にかけてうねりを伴って大しけとなり、24日（月）は暴風となる所がある見込み。奄美でも24日（月）からしけとなり、25日（火）は大しけとなりそうだ。暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要。

大雨・雷・突風

　台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、沖縄や奄美では24日（月）にかけて、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降って大雨となる所がある見込み。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。

高潮

　台風の接近・通過に伴って、沖縄や奄美では24日にかけて潮位が高まり、海岸や河口付近の低地では浸水や冠水のおそれがある。高潮にも注意が必要だ。