吃音抱えるドミニク・チェンさん 「言葉にならない言葉」への気づき

 10月11日、朝日地球会議のセッション「問いでつながる 対話するためのヒント」に登壇する情報学研究者のドミニク・チェンさんは、テクノロジーと人間の関係性を追究する多彩な研究活動の中で、一貫してコミュニケーションについて思考を重ねてきた。

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ドミニク・チェンさんが登壇する「朝日地球会議2023」は10月9~12日、リアルとオンラインのハイブリッドで開催します。9~11日は東京・有楽町朝日ホールに読者の皆様を招待し、同時にライブ配信。12日はオンライン配信のみです。参加費は無料。事前登録が必要です。

 チェンさんは「コミュニケーションは成功して当たり前という認識が世の中に浸透している気がする」と指摘する。コミュニケーションにおける成功と失敗とは何なのか。チェンさんが考えを深めたのは、自身が抱えてきた軽度の吃音(きつおん)について、美学者の伊藤亜紗さんからインタビューを受けたことがきっかけだった。

 伊藤さんとの対話を通して、「美しい吃音」や「優雅な吃音」という考え方に触れると同時に、多様な当事者の存在を知った。自身の吃音は、それまでは「同じ部屋に居候している、うるさい隣人のような」存在だったという。コミュニケーションの「失敗要因」だと思っていた吃音への認識が変化していった。

 「克服しなくちゃいけないものでなくなって、一生付き合っていくものという視点に捉え直すことができた」

「共話」という考え方

 同時に、吃音でなくても、誰…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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