各地で新型コロナ拡大……北海道でキャンセル相次ぐ(テレビ朝日系(ANN))

All Nippon NewsNetwork(ANN)

各地で新型コロナウイルスの感染者数が増えているなか、大阪府では226人と約3カ月ぶりに200人を超えました。東京都でも293人と、300人に迫る勢いです。東京都の最近の感染者の増加は、先月31日のハロウィーンの影響もあるとみられています。 9日に一日の感染者が初めて200人を超えた北海道では10日、166人の感染が確認されました。6日連続の100人超えです。札幌市では一日で最多となる4件のクラスターが発生しています。市内の特別養護老人ホームでは56人が感染しました。こうしたなか、北海道の鈴木知事が官邸を訪れ、保健師の追加派遣など、医療面での支援を要請しました。
鈴木知事:「11月で何としてでも抑え込んでいくという強い思いで、国からもバックアップをいただきながら、総力を上げて立ち向かっていきたい。総理からGoToキャンペーンについて、具体的な言及はなかった」 菅総理は国会で、北海道をGoToトラベルの対象から外すことを否定しました。
菅総理:「感染状況等を踏まえつつ、専門家の方々のご意見もいただきながら適切に運用していくが、現状では北海道を対象地域から外すことは考えていない」
ただ、政府は、分科会の基準で『ステージ3』にあたると判断された場合は、GoToトラベルの対象から外すかどうか、改めて検討する考えを示しています。現状、北海道は『ステージ2』とされていますが、病床のひっ迫具合など、少なくとも4つの項目は、すでに『ステージ3』の基準に達しています。 ニセコ町にあるスキー場では、来月のオープンに向けて準備をしています。北海道は、国内では早々に今年2月からコロナの影響を受けています。ニセコ町のスキー場では、7割を占めていたインバウンドの売り上げがゼロになっています。
『ニセコ・モイワ・スキーリゾート』・吉村政哉総支配人:「GoToがなくなったら追い風、一切なし。雪だけが降る。2、3月は相当、影響があった。GoToトラベルでの集客をメインに考えているので、このまま続けてほしい」 同じニセコ町にある宿泊施設では、今月に入り、複数のキャンセルが出ています。
ペンション:「感染者が増えてくることによって、お客さんの予約が減りつつあるかなという印象。GoToトラベルの効果は大きかった。10月、11月は、どちらかというと閑散期だけど、GoToを使ったお客さんに来ていただいて、普段よりもお客さんが入っていた。期待していた部分が大きかった」 ◆国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授に聞きます。 (Q.全国的に感染者が増加傾向ですが、どのようにみますか) 東京は、この2カ月間、減りはしなかったが、極端に増えることもなかった。だから、多くの方が安心している部分もあって、さらに、いろいろなイベントもあり、人の接触の頻度も高まっています。それが反映され、いま、感染者が増えてきているのではないかと思います。北海道に関しては急激に増えているので、深刻な状況といえます。寒くなって乾燥してくると、ウイルスにとって条件がよく、長く生存できます。人も寒く乾燥している状況だと、粘膜が乾燥していきます。こういう呼吸器系のウイルスは、簡単に体の中に入ってきて、感染しやすくなります。また、寒くなるの屋内で過ごす時間が多くなり、換気もしにくい。いろいろな条件が重なっているので、北海道に関しては、気候が影響していると思います。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

Japonologie:
Leave a Comment