同僚とトラブル…無断欠勤増える 元職場の責任者が語る山上容疑者

甲斐江里子

 安倍晋三元首相(67)が銃で撃たれて殺害された事件で、殺人未遂容疑で奈良県警に現行犯逮捕された無職、山上(やまがみ)徹也容疑者(41)=奈良市大宮町3丁目=が5月まで勤めていた京都府内の工場の責任者が9日、奈良市内で記者会見を開き、容疑者の仕事ぶりを説明した。

 責任者の男性によると、山上容疑者は2020年10月から派遣社員として働き始めた。フォークリフトを操作し、荷物の上げ下ろし作業を担当した。

 当初は「おとなしかった」と言うが、半年ほどすると作業手順を守らなくなり、上司や同僚から注意されるようになった。今年3月には、作業のルールを守るよう注意をした同僚と口論になったという。

 このトラブルの後、無断欠勤が増えた。「心臓の調子が悪い」などと体調不良を訴えることもあった。4月、派遣会社を通じて退職を申し出たという。

 山上容疑者が同僚と雑談することはほとんどなかったという。責任者の男性は「特に優秀というわけではなく、可もなく不可もないという印象。事件を起こすなんて青天のへきれきだ」と話した。(甲斐江里子)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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