名駅のナナちゃん、「化粧直し」でしばしお別れ ミナちゃんが留守番

皆木香渚子

 名古屋駅前の巨大マネキン、ナナちゃん人形が「お化粧直し」に出かける――。来月1日に開店67周年を迎える名鉄百貨店の改装開業にあわせて、30日にきれいになった姿で元の場所に戻ってくる。ナナちゃんの一時撤去は同百貨店が2006年に改装工事をして以来、15年ぶり。

 ナナちゃん人形は高さ約6メートル。9日夜に、腕や脚など七つのパーツに分けて運び出された。経年劣化で手足の先に汚れや傷がつき、「ずっと気になっていた」と名鉄百貨店の担当者は話す。ナナちゃん人形は、マネキンの素材である繊維強化プラスチック(FRP)の加工会社「東洋ポリテック」(京都府)で清掃・塗装される。

 撤去期間中は、ナナちゃんの妹という設定で、6分の1サイズの「ミナちゃん人形」が留守を守る。通行中の男子学生からは「毎日通学で見ていたのでさみしくなります」との声もきかれた。(皆木香渚子)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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