国交省職員らに有罪判決 九地整発注業務めぐる贈収賄事件

吉田啓

 国土交通省九州地方整備局発注の業務を巡る汚職事件で、加重収賄罪に問われた国交省職員中島悟朗被告(47)=北九州八幡東区=と、贈賄罪に問われた船舶修理会社取締役田渕治被告(60)=山口県下関市=に対する判決が16日、福岡地裁小倉支部であった。

 森喜史裁判長は中島被告に懲役2年6カ月執行猶予4年、追徴金約35万円(求刑懲役2年6カ月追徴金約35万円)、田渕被告に懲役1年執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。

 判決によると、中島被告は同整備局関門航路事務所の係長だった昨年11月~今年2月、事務所発注のクレーン修理業務で便宜を図る見返りと知りながら、田渕被告からワイヤレスイヤホンなど8点(約35万円相当)を受け取った。さらに今年2~4月、この修理業務の代金を見積もりよりも約100万円水増しし、九州地方整備局から田渕被告の会社に振り込ませた。

 森裁判長は、中島被告が事件を計画的かつ主導的に行っており、常習性もうかがわれると指摘。「要求を断れなかった」と主張した田渕被告については、違法性を認識したうえで自社の利益になることから犯行に及んだ、と非難した。(吉田啓)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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