国内感染者1万4千人超え 陰性→死後の検査で陽性例も

 新型コロナウイルスの新たな感染者は29日午後9時半現在225人で、国内感染者の総数は1万4千人を超えた。また、東京都内で陰性と判定された男性が、死亡後に陽性と判定された事例があった。

 東京都では47人の感染が確認された。大阪府では44人、神奈川県で25人、埼玉県で15人だった。富山県ではクラスター(感染者集団)が発生している老人保健施設で女性看護師ら3人の感染が、福岡県や佐賀県ではキャバレーやナイトクラブなどの関係者の感染が確認された。

 東京都で9人の死亡が新たに確認されるなど死者は22人増え、国内の死者の合計は435人となった。

 東京都では、11日に死亡した小平市の男性(85)が死後に陽性と判定された。警視庁の捜査関係者によると、男性は3日ごろから高熱が続き、8日にPCR検査を受け、10日に陰性と判定された。だが、翌11日に自宅で容体が悪化して救急搬送され、死亡が確認された。病院側の判断で13日に再検査したところ、14日に陽性の判定が出たという。

 PCR検査では、感染しているのに陰性となる「偽陰性」や、感染していないのに陽性となる「偽陽性」の判定が出ることがあるとされる。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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